七福神と聞いて真っ先に頭に浮かぶのが、7人の神様の乗った宝船の絵です。
その中で一人鎧を来た勇ましそうな神様が毘沙門天です。
ところで、七福神と毘沙門天を調査してみると意外な事実が数多く見つかりましたのでここで紹介します。
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毘沙門天を含む七福神の意外な事実
実は七福神の神様のルーツはバラバラなのをご存知ですか?
具体的には
- インドのヒンドゥー教から : 大黒天、弁財天、毘沙門天
- 中国の道教から : 布袋、福禄寿、寿老人
- 日本古来 : 恵比寿
なんですね。
なので、元々はバラバラに信仰されていたんです。
それが室町時代初期頃から七福神としてまとめて信仰されることになったのです。
これには諸説があるのですが、一つ有力な説としては仁王般若経の「七難即滅 七福即生」から来ているという説です。
具体的には「七つの災厄から逃れ、七つの福を授かりたい」という意味です。
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七福神の毘沙門天のルーツは軍神ではなかった?
七福神の毘沙門天はインドのヒンドゥー教から来ているという話を最初にしましたが、実は毘沙門天のルールの神様は軍神ではないんです。
元々はインド神話の財宝神クベーラなんです。
それが中国に伝わった時に、持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門天)という四天王と呼ばれる軍神の一人となり今に至っているわけですね。
これには理由があってクベーラには弟にラーヴァナという武闘派の神様がいてどうやら兄弟が一緒になった形で伝わったようです。
今の毘沙門天の「威厳」のイメージからは想像できませんよね。
かつての戦国武将の上杉謙信は毘沙門天を崇拝し、自身を毘沙門天の生まれ変わりと信じていましたが、これはもちろん軍神である毘沙門天のことですよ。
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七福神の毘沙門天の使いは意外な生き物
まずは、この画像をご覧ください。
※出典:毘沙門堂 勝林寺
具体的にはのぼりの部分です。
さらに言うと、のぼりの「毘沙門天」の文字の上あたりです。
何が見えましたか?
もしかしてと思った人、そのもしかしては正解です。
ムカデが描かれています。
実は毘沙門天の使いはムカデなんです。
もちろん、今回参照した勝林寺だけではなく他の毘沙門天を祀っている神社仏閣も同様にムカデが描かれているので一度確認してみてください。
ムカデというとあまりいいイメージがないような気がしますが、ちゃんと理由があるんです。
具体的には「おあしが多い=お金が集まる」、だからムカデを使いとしているのです。
どちらかというと、軍神としての毘沙門天よりも、元のルーツである財宝の神クベーラに合わせたイメージですよね。
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