グラジオラスはアヤメ科のグラジオラス属の植物の一つです。
別名はトウショウブ〈唐菖蒲〉またはオランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)とも言われています。
日本では明治時代に輸入されてから栽培が始まりました。
そんな「グラジオラス」の名前の由来は古代ローマの「剣」であるグラディウスから来ています。
確かにグラジオラスの葉は剣に似ていて先が鋭いですよね。
ちなみに、そのグラジオラスの根っこは湿布薬として使われています。
ちょっとした雑学でした。
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グラジオラスの歴史は?
ヨーロッパ、古代ギリシャ時代には球茎を穀物の粉と混ぜて焼いたものを食用にしていたという説があります。
また、球茎は中世の時代には兵士達のお守りとして愛用されていました。
その理由は球根の皮にあります。
グラジオラスの球茎は網目状の皮で包まれており、
鎧に似ているから怪我をしない
と言い伝えられていたのです。
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グラジオラスの花言葉 意外と幅が広い!?
グラジオラスの花言葉は密会・用心・思い出・忘却・勝利。
結構幅が広いですよね。
これはグラジオラスの色が何種類もあり、
それぞれに違った花言葉があるからです。
一般的には、日本では桜つまりは薄い桃色です。
他にも赤や紫、白などがあります。
それぞれの花言葉はこちらです。
赤 | 堅固、用心深い |
ピンク | たゆまぬ努力、ひたむきな愛 |
紫 | 情熱的な恋 |
白 | 密会 |
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グラジオラスの花言葉の由来は?
古代ヨーロッパでの恋人達が人目を忍んで会うために、
利用していたのがなんと「グラジオラス」の花でした。
現在ではあまり思いつかない状況ですがこの時代の風習だったということでしょうか。
情熱的な恋、密会などの花言葉はそこからが発端なんでしょうね。
また、用意周到、勝利の花言葉もありますが、
これは戦いに勝利をする準備が出来たということから来ているとも言われています。
花の数によって時間を決めていた事もあったようで、
グラジオラスの存在感が溢れていて、
風情が漂っている景色が眼に浮かびますね。
グラジオラスの誕生花は?
グラジオラスは3/23、3/29、6/14、11/26の誕生花です。
ちなみに日本でポピュラーなピンクのグラジオラスは3/29の誕生花です。
なぜこんなにたくさんの日付の誕生花なのか?
と思いますよね。
どうやらそれはグラジオラスの開花時期が品種によって異なることから来ています。
よく園芸店で
早咲きグラジオラス(春咲きグラジオラス)とか夏咲きグラジオラスとか
聞いたことがありませんか?
その名の通り、春に開花するグラジオラスと夏に開花するグラジオラスがあります。
元々、グラジオラスの原種は春型と夏型と冬型の3つのタイプがあり、
そのうち、夏型と冬型が園芸品種として一般に出回っています。
なので、誕生花は春から秋まで幅広いというわけですね。
グラジオラスの花言葉といい、誕生花の時期といい、
知れば知るほどグラジオラスの奥深さを感じますね。
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