カスミサンショウウオの飼育でエサやりについてまとめてみました。カスミサンショウウオは絶滅危惧種としても指定されており、「生きた化石」とも言われる非常珍しい希少動物です。

それだけに飼育はかなり厳しい(そもそも飼育自体は可能?)ようにも感じるのですが、実はエサやりがうまくいけば飼育は十分可能であることが判明しました。

そこでカスミサンショウウオの飼育のエサやりについてまとめました。

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カスミサンショウウオの飼育方法①孵化直後のエサやりはどうすればよい?

カスミサンショウウオの幼生の段階でのエサは冷凍赤虫を使います。

とはいえ、孵化直後はこの赤虫はあまり食べないんです。それは生まれたばかりでは消化器官が完全ではないからです。これはカスミサンショウウオに限った話ではないですよね。

では孵化直後のカスミサンショウウオへのエサは何がよいんでしょうか?

その答えは「水」です。と言っても「水道水」は駄目です。あげるのは「自然の水」です。例えば、雨が降った後の水たまりの水とか池や川の水、などですね。

実は自然の水にはミドリムシ、ゾウリムシ、ケイソウなどのいろいろな微生物が棲んでいます。孵化直後のカスミサンショウウオはこれらの微生物をエサにして育っていくわけですね。

カスミサンショウウオの育ち具合にもよりますが、だいたい週に1回くらいで1ヶ月間これらの「自然の水」を足していく(部分的に入れ替える)のが最適です。

そのうち、赤虫の欠片を食べるようになれば第一段階は終了ということになります。

カスミサンショウウオの飼育方法②赤虫がエサとして使えるのはいつまで?

最初にカスミサンショウウオの幼生段階のエサは冷凍赤虫と言いましたが、いつまでも赤虫がエサというわけではありません。

となると、いつまで赤虫をエサにあげればいいのか、悩みますよね。

そのタイミングはカスミサンショウウオの「変態」です。カスミサンショウウオは両生類ですから、幼生の時点では水中で生活をします。しかし、「変態」後の成体の時点で生活拠点を陸に移すため、このタイミングで赤虫は食べなくなるんです。

大体、もともとは小さな幼生のカスミサンショウウオですが、成長していくと30mm, 40mm, 50mmとだんだんと大きくなっていきます。このくらいになればそろそろ「変態」が近づくんだな、と準備をしていくとよいでしょう。

ところで幼生中のカスミサンショウウオの飼育で注意しなければならないことがあります。それは「共食い」です。実はカスミサンショウウオの幼生は共食いが非常に多いので、数体を一緒に飼育する場合には特に注意が必要ですね。

カスミサンショウウオの飼育方法③成体に与えるエサは何?


成体のカスミサンショウウオは主にミミズがエサです。とは言っても変態直後のカスミサンショウウオはミミズをあまり食べません。

となれば、何をエサにすればよいのか、悩みますよね。

実はこの時のカスミサンショウウオは生きた小さい昆虫を食べるんです。例えばショウジョウバエなどですね。とはいっても、赤虫とは違いショウジョウバエが動物のエサとして売っているのってあまり見たことないですよね。

※そもそも、生きているショウジョウバエをエサとして買っても長持ちしませんし、何より逃げてしまったら別の意味でつらい状況になりますよね。

となればショウジョウバエを「自給」するしかありません。ある人の方法を参考にすると、カスミサンショウウオの巣にスイカ、ビワ、ブドウ等の果物の一部を置くという方法があります。

カスミサンショウウオが果物を食べるというわけではありませんが、果物がだんだんと腐っていけばそこにショウジョウバエがやってきます。そうすれば自然にカスミサンショウウオのエサが出来上がるというわけですね。

実はこの方法を応用すればその後のカスミサンショウウオのエサやりも効率よくできます。

具体的にはカスミサンショウウオを飼育する小さい水槽の底に畑の土を3~4cm位入れ、その上に湿り気のある落ち葉を敷き詰めるわけですね。コツとしては水槽内は常に湿り目を保つことです。

このことでカスミサンショウウオのエサとなるミミズが常に生き生きとした状態になるわけですね。

ちなみにカスミサンショウウオは冬眠します。ですので、冬でエサを食べない、としても問題ありませんので、ご安心ください。

以上、カスミサンショウウオのエサやりに関する飼育方法についてでした。最後までご覧いただきありがとうございます!