ひょうあられみぞれ
どれも天気のニュースで耳にする言葉です。

例えばこんな映像を見たことがありますよね?
ちなみにこれは2014年にオーストラリアに降ったピンポン球くらいの大きさのひょうの映像です。

ひょうとあられとみぞれの何となくの違いは分かってはいるけど、説明してと言われると中々厳しいですよね。
さらにこれに雪が入るとさらに難易度が上がってしまいます。
そこで、ひょうとあられとみぞれ、ついでに雪の違いを分かりやすく説明します。

ひょうとあられは同じ種類だが、みぞれは全く違うもの

結論から言えばひょうとあられは同じ氷の塊です。
ちなみに英語ではどちらもhailです。

では何で区別されるかというと氷の粒の大きさで決まります。
気象用語では5mm以上はひょう5mm未満はあられと定義しています。
ただし、大きさだけの違いなのでここからはひょう(あられ)と書くことにします。

一方、みぞれは雪と雨が混じったものです。
英語ではsleetと呼びます。
みぞれがベチャベチャしているのは雨と雪がまじって溶けたシャーベット状になっているからなのですね。

ここで、一点素朴な原因が。
雪も氷ですよね?
だとするとひょう(あられ)と雪の違いって何なんでしょうか?

ひょう(あられ)とみぞれの違いの他にも雪との違いについても確認

実はひょう(あられ)と雪はでき方が違います。
この違いを説明する前に、まずはそれぞれの断面を見てみましょう。

まずはひょう(あられ)です。

※Wikipedia:から

次に雪です。

※Wikipedia:から

ぜんぜん違うことが分かりますか?

ひょう(あられ)は単なる氷の球ですが、雪は綺麗な結晶ですよね。

ではでき方の違いを説明していきます。
ひょう(あられ)は水滴が凍りつきながら集まってできていきます

一方雪は空気中のホコリの周りに水蒸気が集まり、それが凍って出来上がります
なので、色々な結晶の形を持った雪があるわけです。

ひょう(あられ)と雪は同じ氷なのにでき方が違うわけ

ひょう(あられ)と雪のでき方の違いは季節に関係します。
ひょうが冬に降るってあんまり聞いたことないですよね?
そうです。ひょうは夏に降るんです。

夏の雨雲といえば、薄く横に広がった雲というよりは縦に分厚い雲が想像できますよね。
この雲を積乱雲というのですが、この中には大量の水滴があります。

実際、夏は地表近くは確かに暑いですけど、雲のある上空は温度が低く0℃を下回っています。
この大量の水滴が一気に凍ってひょうになるわけです。

一方雪が冬に降る(たまに春に降ることもありますが)というのは言うまでもありません。
冬は夏に比べ空気が乾燥しています。
当然上空も水分は少なめです。なので雨雲も薄いです。

この場合だと、ゆっくりと凍ることになるので結晶になるわけです。

これで明日からひょうとあられとみぞれ、それに加えて雪の違いが説明できますね。