そもそも小正月という言葉自体の馴染みが薄くなってしまったため、知らない人も多いのではないでしょうか?

そこのあなた、正月と何が違うの?と疑問を持ちませんでしたか?

実は正月は元旦から始まり三が日だけではなく小正月まで続いているのです。

また年末に準備した翌年の準備も小正月に関係しています。
小正月の行事を紹介し、その関係についても明らかにしたいと思います。

小正月の行事のどんど焼きとしめ飾りについて

以前、正月のしめ飾りの飾り方について説明しました。
そこでしめ飾りは小正月まで飾り、どんど焼きで焚き上げるというお話をしましたね。

つまりどんど焼きは小正月の行事の一つです
実は小正月は松の内とも言われ、この日まで門松・しめ飾りを飾ります。
年末に飾るしめ飾りの「いつまで?」は実は正月の締めとなる小正月までだったというわけです。

どんど焼きではしめ飾り、門松の他にも書き初めも対象になります。

小正月の小豆粥は1000年以上の歴史を持つ行事?

もう一つ、小正月の行事として有名なのは小豆粥です。

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小正月に小豆粥を食べる習慣については、平安時代の「土佐日記」「枕草子」にも書かれています。
1000年という長い年月に歴史のロマンを感じてしまうのは私だけでしょうか?

ちなみに小正月に小豆粥を食べるのは、一年の邪気を払ってその年の無病息災を祈願するという理由から来ています。

また小豆粥には餅を入れます。
この餅は実は鏡開きしたものです。
ここでも年末の準備した鏡餅と繋がりますね。

他にもこんなにある小正月の行事

ここからは地方限定となってしまいますが、他にも小正月の行事は色々あります。

まずは、餅花または繭玉
これは木に米または餅をさして飾る行事です。

名前が違うのはそれぞれ祈願する内容が異なっていて、餅花は五穀豊穣、繭玉は養蚕しているカイコの安全を祈願します。
養蚕といえば、2014年6月25日に世界遺産に指定された富岡製糸場がまず思い浮かびます。
富岡製糸場でも当時は小正月に繭玉を飾っていたんでしょうね。

他にはこんな行事もあります。

これは岩手県野田村の小正月の行事の「なもみ」です。
「なもみ」と聞くと「?」と思うかもしれませんが「なまはげ」という言葉には聞き覚えがありますよね?
実は秋田県では「なまはげ」というのですが、岩手県では「なもみ」と呼んでいるわけです。

というわけで「なもみ」も例の如く幼い子どものいる家を回ります。
悪い子はいねがー」「泣ぐコはいねがー」と言うかは別として。

昔成人式は小正月の行事だった?

成人の日は今は1月第2月曜日となっていますが、以前は1月15日でした。
小正月も1月15日なので成人の日と日付が重なっています。

これは単なる偶然ではなく、実はきちんとした理由があります。
実は昔は小正月に元服式つまり今でいう成人式を行っていました。
だから小正月の1月15日が成人の日だったわけです。

今はすっかりと耳にしなくなった小正月。
しかしいろいろと調べていると様々な行事と繋がっていたわけです。